公共工事の入札に参加し、受注するには次のような流れとなります。
1.受注したい業種の建設業許可を受けていない場合は、許可を取得する。
2.経営事項審査を受審する。
3.入札の参加を希望する官公庁に入札参加資格申請を行う。
4.電子入札システムに登録する。
5.入札に参加し受注する。
建設業許可の取得
公共工事を受注するには建設業の許可を取得していることが条件となっています。
建設業許可を取得していない場合は29種の建設業の中から該当する業種を選択し許可を取得します。
(建設業の業種についてはこちら)
経営事項審査
経営事項審査は大臣許可の場合は国土交通大臣、知事許可の場合は都道府県知事の審査を受けることになります。
(経営事項審査について詳しくはこちら)
審査項目は次の6つに分けられます。
1.工事種類別年間平均改正工事高の評点
2.自己資本の額及び利益額に係るものの評点
3.経営規模の評点
4.建設業の種類別技術職員数及び元請け完成工事に係るものの評点
5.その他社会性等の評点
6.総合評定値
経営事項審査の流れは次のようになります。
入札参加資格申請
経営事項審査後、入札参加資格申請を行い、入札参加資格決定通知書を受け取れば入札への参加が可能になります。
電子入札システムへの登録
静岡県では静岡県と各市町が共同で電子入札システムを導入しています。電子入札システムを利用するまでの流れは次のようになります。
1.電子認証カードの取得申請
2.カードリーダー・電子入札対応ソフト等のセットアップ
3.電子入札システムへの登録
入札に参加し受注する
電子入札システムでは事業の発注見通しや入札結果等を公表する入札情報サービスがあり、登録者は入札の情報をシステムより確認することができます。
公共工事を請け負うには様々な手続きが必要になりますので、手続きに不慣れな方やお忙しい方は、一度ご相談下さい。